【巨人】原監督、小林の見極めポイントは「心と技術」…阿部の捕手復帰で多くのメリット

スポーツ報知
12年、CSを勝ち抜いて原監督(左)と握手を交わす阿部

 巨人の原辰徳監督(60)が6日、4年ぶりに捕手に復帰する阿部慎之助捕手(39)の起用構想について言及し、近年の主戦場だった一塁での起用を「ない」と断言した。阿部の一塁スタメン起用は「チームの後退」を意味すると考えているからだ。春季キャンプでは「一塁・阿部」を完全封印。100%捕手として状態をチェックし、3月29日の開幕戦(対広島・マツダ)先発マスクへ、「背水」の状況にして、炭谷、小林、大城らと競わせる。

 阿部は3月20日で40歳になる。仮に開幕マスクを勝ち取ったとしても、そこから143試合のフル出場は負担が大きい。ベンチスタートなら勝負どころの左の代打、終盤の抑え捕手も可能。「一塁・阿部」を封印してもさまざまな起用法がある。

 「小林は、炭谷、慎之助を完全に抜かなきゃ」と話していた原監督に、小林を見極めるポイントを聞いた。

 「心と技術。いかに正しく時間を使っているか。力のない投手でも、あいつに任せるといい投手になるよね、と言われるのが本来のいい捕手だから」

 阿部や炭谷の存在が刺激となり、小林の成長を願っているようにも聞こえた。阿部を「正捕手争い」に加えることは、多くのメリットがありそうだ。(片岡 優帆)

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