【巨人】陽岱鋼&丸佳浩、最強外野陣の新タッグ「ダイマル」で後輩引っ張る

スポーツ報知
トス打撃で汗を流す陽岱鋼

 巨人の陽岱鋼外野手(31)が11日、丸とタッグを組んで“最強外野陣”を形成する覚悟を示した。「ジャイアンツに入って戦力としてやってもらえればプラスになると思う。何とかリーグ優勝できるように頑張りたい」と共闘を約束した。

 10日に台湾から再来日。この日、今年初めて東京・よみうりランド内のG球場で自主トレを行い、キャッチボール、ティー打撃などで汗を流した背番号2。ロッカーでは同じく練習に訪れていた丸と顔を合わせ、あいさつを交わしたという。

 前日に続き、この日も猛練習する丸の姿を見た陽は「あれだけの選手ですし、若い子や僕らも見ていていい勉強になる」と刺激を受けた様子。「素晴らしいタイミングの取り方とか、始動からスイングまで無駄がない。僕も同じく足を上げて打つ選手。いろいろ聞いて吸収できればベスト。先輩後輩関係なく自分がうまくなりたいなら、そういう行動を起こさないといけない」と教えを請う考えを示した。

 人的補償として長野が広島へ移籍。16年にFAで日本ハムから移籍してきた陽にとって、同じ外野手の先輩は「一緒にご飯に行ったし、ジャイアンツの決まりをいろいろ教えてもらった。本当に感謝している」という兄貴分的な存在だった。

 結果を残し背中で語り続けてきた34歳の長野が抜け、31歳の陽も外野手の中ではベテランに。“兄貴”に恩返しするためにも、「自分の行動、プレーで後輩へ見せられたら」とチームを引っ張る覚悟はできている。左翼にゲレーロ、中堅に丸が入れば、右翼を亀井、重信、石川、立岡、和田、松原らと争うことになる陽。定位置を盤石なものにして、新たな仲間と強力ホットラインを形成していく。(小林 圭太)

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