【巨人】原監督、祝いの席で「戦闘モード」母校・東海大で殿堂入り祝福

スポーツ報知
花束を贈られ笑顔を見せる原監督(左は箱根駅伝優勝の湊谷主将、右は全日本大学選手権優勝のバスケットボール部・内田主将)

 巨人・原辰徳監督(60)が13日、東京・千代田区の東海大学校友会館で行われた「東海大学 原辰徳客員教授 読売巨人軍監督就任・野球殿堂入りを祝う会」に出席。約750人から祝福された。指揮官は、年が明け、日本一奪回に向けてスイッチを本格的にオンに入れたことを明かした。

 「自分の中ではお祝い気分というのは吹っ飛んでいる、戦闘モードに立っているつもりです。そういうなかで今日はこれだけ皆さんが集まっていただき、お祝いをしてくれているということに感謝の気持ちを持ちながら、少しお祝い気分に浸ろうかなと思っています」

 4年ぶり3度目の巨人監督。「頭の片隅にもなかった」ため、不安もあったという。昨年10月下旬、就任発表後初めてG球場を訪れた秋季練習の時の心境をこの日、あらためて振り返った。

 「情熱というか、燃えたぎるものが果たして残っているんだろうか、と思いながらグラウンドに入りました。その時、非常に血液の中、血管の中に熱いものが流れました。まだ大丈夫だと。初心というものを忘れることなく取り組みさえすれば、まだできると」

 監督として輝かしい実績を誇るが「自分のキャリアはすべて捨てようと。ゼロからスタート。多少、キャリアというものを盾に持って選手に接したところで、その陣営はもろいものになる」と原点回帰を強調。東海大・松前達郎総長から祝辞を贈られ、箱根駅伝で初優勝した東海大駅伝チームの湊谷春紀主将から花束贈呈も。母校愛の詰まった式典でエネルギーをたっぷりチャージした。(片岡 優帆)

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