【巨人】39歳・阿部「休むと体が重い」キャンプでも無休スタイル貫く

スポーツ報知
グアムの青空の下、黙々とバットを振る阿部(カメラ・尾形 圭亮)

 【グアム13日=尾形圭亮】巨人の阿部慎之助捕手(39)が、グアム自主トレでは異例の休日返上練習を敢行した。12日に第2クールを終え、この日は休養日の予定だったが、グラウンドでキャッチボールやロングティー。「若い頃は完全オフがあってもよかったけれど、丸1日休むと、休み明けの体が重い気がするから」。強烈な日差しを浴びながら約2時間、汗を流した。

 この無休スタイルは、キャンプ中も継続していくつもりだ。「シーズン中なら、完全に体を休める日があったほうがいいかもしれないけれど、(オフの)トレーニング中は極力、そういう日をつくらないようにしたい。キャンプ中の休みも、1日20分でも30分でも体を動かしておけば(翌日の状態が)違うと思う」。2月の宮崎、沖縄キャンプでは計4回の休養日が設定されているが、ここを次クールへの準備時間として有効活用していくという。

 今回のグアムには、元同僚も激励に駆けつけてくれた。2005年まで巨人でプレーした小田幸平氏は、後輩の阿部が捕手復帰すると聞いて3年ぶりに自主トレを訪問。長年、間近で阿部のすごさを見てきた小田氏は「体も元気そうだし、昔を思い出すね。若い捕手にいろいろと教えてあげられることも多いだろうし、巨人のオフの一番の補強は、慎之助が捕手に戻ることだと思う」と太鼓判を押していた。

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