【巨人】菅野、体調万全で直球「走る」…さらなる進化を担当記者が見た

スポーツ報知
桜井(左)を座らせてキャッチボールする菅野

 【ホノルル(米ハワイ州)16日(日本時間17日)=ペン・片岡優帆、カメラ・相川和寛】巨人の菅野智之投手(29)が自主トレを公開し、“菅野史上最高”というボディーを披露。シーズン通しての「フル無双」を目標に掲げた。昨季は202イニングを投げたが、11月のへんとう手術後、約2週間休養したことで蓄積疲労が完全に抜けたと強調。昨年の同時期と比べ「3段階くらい良い」と、さらなる進化を予感させた。

 かつてないほど体調が万全だと、投球にどのような好影響が期待できるのか。菅野に聞くと、「ストレートは間違いなく走ると思う。スライダー、フォーク系が生きてきたり。そういったものに期待しています」。150キロ台前半の速球のキレが増すことで、変化球がより効果的になりそうだ。

 昨季、菅野は2ストライク後の被打率が1割3分2厘で12球団トップの低さだった。打者からすれば、追い込まれてから直球に重点を置いてタイミングを取れば低めの変化球を振ってしまうし、変化球に重点を置くと直球に振り遅れて対応できない。現時点で日本最高級である菅野の直球の質が上がれば、さらに脅威となる。

 ハワイでのキャッチボールは一球一球考えて、本当に丁寧に投げている。「コンディションをキープできたら、去年よりもっともっといい成績が出ると思う」という言葉に、自信が表れていた。

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