【巨人】菅野の毎年オフの取り組み…常に挑戦、成績向上で通算防御率2・17

スポーツ報知
ノックを受ける菅野智之(左は中川皓太、右は桜井俊貴=カメラ・相川 和寛)

 巨人の菅野智之投手(29)が、“菅野史上最高”というボディーを披露。シーズン通しての「フル無双」を目標に掲げた。昨季は202イニング投げたが、11月のへんとう手術後、約2週間休養したことで蓄積疲労が完全に抜けたと強調。昨年の同時期と比べ「3段階くらい良い」と、さらなる進化を予感させた。

 ◇菅野のオフの進化◇

▼13年 1年目は27登板13勝6敗、176回、155奪三振、防御率3・12

▼オフ 「もう一度、原点であるストレートを磨きたい」と体幹を徹底強化。

▼14年 23登板12勝5敗、158回2/3、122奪三振、防御率2・33(最優秀防御率、MVP)

▼オフ 前年のセMVPに慢心せず、原点の右打者外角低めへの直球を特訓。

▼15年 25登板10勝11敗、179回、126奪三振、防御率1・91

▼オフ 球のキレを上げるため、指先で2キロの重りを持ち上げ握力強化。3年ぶりにワンシームも解禁。

▼16年 26登板9勝6敗、183回1/3、189奪三振、防御率2・01(最優秀防御率、最多奪三振)

▼オフ 3月のWBCに向け超難関「フォーシームチェンジアップ」に挑戦。順回転で「奥行き」を使って打者に直球と錯覚させる魔球。実戦では封印も、新たな可能性を見いだした。

▼17年 25登板17勝5敗、187回1/3、171奪三振、防御率1・59(最多勝、最優秀防御率、沢村賞)

▼オフ ワンシームの進化番「高速シンカー」に挑戦。腕を縦に振る意識が強まり直球のキレ、フォークボールの落差が増した。

▼18年 28登板15勝8敗、202回、200奪三振、防御率2・14(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、沢村賞)

▼通算成績 154登板76勝41敗、1086回1/3、963奪三振、防御率2・17

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