【巨人】沢村がフォーム修正に着手 制球力アップ目指す

スポーツ報知
フォームをチェックしながらキャッチボールする沢村【左】昨年の投球フォーム

 巨人の沢村拓一投手(30)が19日、フォーム修正に着手していることを明かした。これまで投球時に高く上げていた左足の動きを、コンパクトな形に変更。「腕の振りにしても下半身が大切。より効率よく、投げやすいフォームを試行錯誤しています。まだ『コレ』というところまではいっていませんが、試しながら投げ込んでいきたいです」。ジャイアンツ球場での自主トレでは、遠投などで動作を確認した。

 18日に開かれたスタッフ会議では、首脳陣から「覇権奪回5か条」が掲げられた。その中の一つに、「救援陣の負け数半減」も盛り込まれた。昨季は救援陣で20敗し、沢村は49登板で6敗を喫した。制球を乱してリズムを崩すケースが少なくなく、52回1/3で四死球は30。「良い投手って、制球のいい投手だと思います。チームが勝っていく中で、一年間しっかり戦力になりたい。今年は『投手で勝った』という試合を多くしたいです」と改善を約束した。

 ハワイでの自主トレを終え、キャンプインに向けて準備を整えている。「けがをしたら恥ずかしいし、もったいない。体は仕上げてきたので、寒さに慣れつつ、キャンプを迎えられれば」。あの球威に精度が加われば、クローザーとして沢村以上の適任者はいない。(尾形 圭亮)

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