【林家三平のドームすいません】球団事務所へ行ってきました!

スポーツ報知
巨人の石井球団社長(左)に「優勝祈願」のかご盛りを贈る林家三平

 みなさん、明けましておめでとうございます。更新が久しぶりになってしまいましたが、今年もジャイアンツをしっかり応援して、気づいたこと、感じたことをつづっていきたいと思います。

 先日、巨人軍の球団事務所へ新年のごあいさつにうかがいました。石井一夫球団社長にあいさつしたり、職員のみなさんの前でスピーチしたり。時間にして30分少々でしたが、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 球団事務所は、東京・大手町の読売新聞社のビルの中にあります。ワンフロアの端から端まで見渡せる広いスペースで、大勢の方が働いていらっしゃいます。すると、ひときわ体格のいい男性陣から、あいさつを頂戴しました。山口鉄也さん、西村健太朗さん、そして辻東倫さんです。みなさん、昨年限りで現役を引退し、ジャイアンツアカデミーのコーチに転身しました。

 アカデミーの授業がない日は、事務所でデスクワークをしているそうです。グラウンドで躍動する姿がまだ目に焼き付いていますから、こうして日中のオフィスでスーツ姿のみなさんに会うのは、なんか不思議。屈託のない笑顔、生き生きした表情が印象的でした。引退を決断した時は当然、悔しい思いとか、ユニホームを脱ぐ寂しさもあったと思いますが、新たな仕事に取り組む意気込みが伝わってきました。子供たちに夢を与える仕事、頑張ってください。

 他にも、昨年までアカデミーコーチだった阿南徹さん、昨年まで運営部だった矢貫俊之さんが、そろって広報部になり、同じようにごあいさつをいただきました。

 今年は、原監督が復帰し、コーチ陣の顔ぶれも変わりました。新たなに加わった選手、チームを去った選手もたくさんいます。チームも、それを支えるスタッフも心機一転。改めて2019年は「リスタート」のシーズンなんだと実感した1日でした。

 落語には「見習い」「前座」「二ツ目」「真打」があります。その中の一番上が「真打」です。「真を打つ」とは「人の心を打つ」「人の心をつかむ」ことだと思います。一方、プロ野球の原点は「芯打ち」。バットの芯でボールを打って、人の心をつかむ仕事だと思います。落語もプロ野球も、目指すところは一緒。私も、人の心をつかんで感動を与える「真打」めざして、精進してまいります。

巨人

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