【巨人】岩隈久志の2年間のリハビリ、原監督「ある種幸い」

スポーツ報知
初めてジャイアンツ球場に姿を現し、室内練習場でキャッチボールを披露した岩隈(カメラ・泉 貫太)

 8年ぶりに日本球界に復帰した巨人・岩隈久志投手(37)が22日、移籍後初めて川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、自主トレを行った。日米通算170勝右腕が放ったオーラは、ファンのみならず、選手、スタッフをも魅了した。

 今季、8年ぶりに日本球界に復帰することになる岩隈。メジャーから帰ってくることで日米間で大きく違うボールやマウンドに慣れ直すことも必要になるが、もう1つ大事な要素はキャンプインの時期。メジャーのキャンプは通常2月中旬に始まるため、今年は例年より2週間程度早く、本格的に動き出すことになる。

 だが、そこに不安は生まれないと見る。岩隈は17年9月に右肩を手術して以降、リハビリに取り組んできた。「この2年間(のオフ)は、リハビリとして、ずっと(練習を)やっているという点で、違和感は少ないんじゃないか。これは僕の中ではある種、幸いだと思っている」。原監督の言葉だ。

 シーズンを通して試合に出ていたら、オフはまず休んで疲労を抜き、2月中旬のキャンプインから逆算して体を作る。その場合は日米の2週間の差が大きく物を言うかもしれないが、こと岩隈に関して言えば、最近2年のオフは休むことなく継続的に体を動かしてきたという。急に仕上げる必要もなくスムーズに順応できるという意味では、ベストタイミングでの日本復帰と言えないか。(巨人担当キャップ・西村 茂展)

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