【巨人】田原、後輩へのアドバイスで自分を“上げる”「疑問を共有してもらいたい」

　巨人の田原誠次投手（２９）は今オフの自主トレで、後輩へアドバイスをすることで自分を“上げて”きた。

　岡山・倉敷で行った自主トレを２０日に打ち上げて、２１日に帰京した右腕。現地最終日は、雨天の影響もありブルペン投球をメインにして、終了となった。

　自身の投球を終えると、共に自主トレを行ってきた阪神の守屋、尾仲、ＤｅＮＡの寺田らの球を受けた。その中で、自身が気付いたことをアドバイスするのだが、後輩を見守る時間は自身を見つめ直す機会になったという。

　「教えるためには、まず自分がわかっていないといけない。教えている中で、実際自分にもこんなことが足りてなかったな、と今の自分に気が付けるんです」。とは言っても、積極的に後輩に声を掛けられるタイプではない。極度の人見知りでもあるからだ。だからこそ「どんどん質問してきてほしい。疑問に思うことを共有してもらいたい。それで僕も再認識できることがあるんで」と後輩に逆に“お願い”する。

　キャンプは２軍スタートが決まった。「今、１軍であることが大事ではないと思ってます。スタートするところが違うだけで、やることは変わりません。開幕１軍に向けて、与えられた場所でしっかり調整していくだけです」。菅野、小林の“スガコバ”コンビと同い年の右腕が、後輩との絆を深めながら、さらなる成長を目指す。