【巨人】炭谷の加入でハイレベルな正捕手争い 3捕手ともWBC出場&ゴールデングラブ…担当記者が見た

スポーツ報知
黙々と自主トレーニングに励む炭谷

 西武からFAで巨人入りした炭谷銀仁朗捕手(31)が23日、宮崎・南郷での自主トレを打ち上げた。

 11日に千葉・館山で公開した自主トレで炭谷は、過酷な捕手でのプレーをシーズンフルイニングで戦い抜くための準備として、下半身強化のためにとにかく走り込み中心のメニューをこなしていた。西武では11年から17年まで7年連続捕手で100試合出場している。

 「毎年この時期の練習はこれくらいです。しんどいですよ」と話していたが、その後、場所を移して宮崎・南郷での自主トレでも同じようなメニューを消化していたという。開幕から巨人の扇の要を担うためには、キャンプからのアピールが必要―。その前段階での体作りを入念に行っていた。

 16年以降の扇の要を担ってきた小林にとっては、強力なライバルの加入となる。ただ、経験豊富な炭谷から刺激を受けることにもなり、競争の中でさらなる成長にもつながるはずだ。捕手復帰した阿部を含めると、3捕手はいずれもWBC出場&ゴールデン・グラブ賞の受賞経験がある。それに加え、大城、宇佐見、岸田ら若手によるハイレベルな競争。捕手戦国時代の到来によって、チーム力が自然と上がることになれば、リーグ優勝へ近づくはずだ。(後藤 亮太)

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