【巨人】坂本勇、オーラ全開で新人野手たち驚かせる…ドラ2増田「見とれてしまいました」

スポーツ報知
ノックで軽快なグラブさばきをみせる坂本勇(カメラ・池内 雅彦)

 生きた教材を生かせ―。巨人の坂本勇人内野手(30)、阿部慎之助捕手(39)が23日、オーラ全開で新人野手たちを驚かせた。ドラフト2位・増田陸内野手(18)=明秀学園日立=は坂本勇の守備練習での体の使い方に感激。松井義弥内野手(18)=折尾愛真=は阿部の打撃に驚がくした。

 キャンプまで残り約1週間。新人合同自主トレが行われているG球場では、1軍選手たちが自主トレを行うために集まり始めた。坂本勇は帰京翌日から即始動。室内練習場での守備練習に、増田の目は完全に奪われていた。

 グラブも過去に坂本勇が使用していた配色を使用するほど憧れを持つ背番号61。「見とれてしまいました。ハンドリングにしても全ての動作において体の使い方が柔らかい。送球フォームもきれい。参考にして取り入れていきたい」と初めて目の当たりにした球界屈指の遊撃手の動きに鼻息を荒くした。

 また、阿部はグアムから帰国翌日から2日連続で自主トレに励んでいた。黙々とマシン打撃をこなす姿に、ドラ5・松井はくぎ付け。高校通算40本塁打の左の強打者は「軽く振っているだけなのに打球(の勢い)がすごかった。音もすごいです」と通算399本塁打のバッティングに目を見開いた。

 高卒新人9人は全員、キャンプ3軍スタートが決定。まずは体づくりが第一となる。だが、この時期にG球場で見た先輩たちの姿は今後において十分な勉強になり、練習の活力にもなる。「いつかは一緒のプレーができるように」と、金の卵たちがいつの日か夢の舞台での共演を目指す。(玉寄 穂波)

 〇…坂本勇がG球場で自主トレを行い、チームリーダーとしての自覚を明かした。沖縄自主トレから帰京翌日だったが、ノックやティー、マシン打撃などを行い、新加入組の岩隈、丸とも初めて対面。5年ぶりのリーグ優勝に向けて「みんなが優勝したいという気持ちを持ってプレーすることが一番大事」。また、3連覇中の広島から移籍した丸には「若い選手に対して、どんな感じだったのかを聞いてみたい」と話した。

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