【巨人】新加入の丸 G球場ですでに効果発揮
スポーツ報知

巨人の若手選手たちの間で「丸フォーム」がプチブームとなっている。
丸佳浩外野手(29)が自主トレにG球場を訪れると、必ず若手が熱視線を送っている。打撃練習を横目に「バットを上げて下げる」動きをまねて、素振りやティー打撃を繰り返す。宇佐見真吾捕手(25)はなかなか結果が出なかった昨シーズン終盤、内田打撃コーチから「丸のやり方をまねてみろ」と助言を受け、今オフはフォーム固めに励んでいた。そこに丸本人が加入して目の前で練習をしている。最高のお手本を手に入れ「体がぶれにくくなり、タイミングが取りやすい」としっくりきているようだ。
丸が移籍後、初めて一緒に打撃練習を行った育成2年目の加藤脩平外野手(19)も「見たまんま軽くまねしてみたら『おや?』と。それで直接フォームを見てもらいました。自然となじむ感覚がありましたね」と手応えを感じていた。
最近では若手に丸が指導する姿も見られ、チーム力底上げへ早くも一役買っている。「聞いてきてくれれば自分の答えられる範囲ではアドバイスできればと思ってます」と語る。フォームのみならず、打席での心構え、配球など細かなところまで熱心に教えている。
昨季は自己最高の39本塁打、93打点を挙げ、2年連続セ・リーグMVPを獲得。偉大な先輩の背中を追い、若手は今日もG球場でバットを振る。