【巨人】今村がキャンプ投手キャプテン就任 菅野が指名「姿勢で引っ張って」

スポーツ報知
春季キャンプの投手陣キャプテン就任が決まった今村

 巨人の今村信貴投手(24)が27日、2月の春季キャンプで「投手キャプテン」を務めることが決まった。

 宮本投手総合コーチが、キャンプの投手キャプテン選定を「智之に一任する」とエースで選手会長の菅野智之投手(29)に託し、菅野が今村を指名した。

 今村は昨年、プロ初完封勝利を含め6勝2敗、防御率3・86。CS第1ステージの初戦先発を任されるなど、自己最高の成績を残した。

 菅野は昨年、1軍の先発として長い時間をともに過ごした今村について「彼はすごい考えています。いろんなことを考えていてチームのこともちゃんと見えている。すごい伸びしろを感じました。そこまで考えているなら、これだけの活躍をしてもうなずける」と話した。そんな後輩左腕にさらに成長、飛躍して欲しいという願いも込め、投手キャプテンに指名した。

 今村はどちらかというと言動で引っ張るタイプではないが、責任ある立場となることで、何かが変わるきっかけになることは間違いない。菅野は「グラウンドの中だけですから、ノブ(今村)にやってもらうのは。ノブがリーダーと決めた以上、彼がピッチャーのリーダー。年下のくせに、と言う(選手がいる)なら『じゃああなたがやりなよ』と僕が守ってあげるつもりです」と全面サポートを約束。先輩たちに遠慮せず、思ったことを発信できる環境づくりをすすめていく。

 その上で「姿勢で引っ張って欲しいなと。ランニングにしても先頭を走って引っ張って欲しいですし、何かメニューが始まるとなったら真っ先にグラウンドで準備しているくらいで。もちろんそれは僕がやるのは大前提ですけど、そういうのを今から身につけて、ピッチャーのリーダーとしてみんなから見られているんだぞと。ノブがやることが大事」と強調した。

 1軍選手はこの日、キャンプ前の合同自主トレのため、キャンプ地・宮崎に入った。絶対エースの菅野はこれまで同様に大黒柱として背中でチームを引っ張り、24歳の今村もリーダーの自覚を持って取り組む。その姿は後輩の田口、高橋、大江、高田ら若手投手陣にも大きな刺激となるだろう。

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