【巨人】ドミニカン・トリオが“後輩”のサポート役を買って出る

スポーツ報知
G球場で練習に励むモタ(左)とラモスは3人の先輩の後に続けるか

 巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)、サムエル・アダメス投手(24)、ホルヘ・マルティネス内野手(25)のドミニカン・トリオが、新しく育成選手契約を結んだ同国出身のラモスとモタのサポート役を買って出ることを喜んだ。

 昨年、メルセデス、アダメス、マルティネスの3選手は育成から支配下契約を勝ち取った。メルセデスは後半、ローテの一角として、5勝4敗、防御率2・05と左のエース格にまで成長。アダメスは28試合で0勝2敗4セーブ、防御率3・94で一時は守護神を務めた。マルティネスは初打席初本塁打の離れ業を成し遂げ、強烈な衝撃を残すなど、“先輩”としての面目を保った。

 新加入したモタとラモスも同じようなサクセスストーリーをつかみたいところ。3人の先輩たちは兄貴役になるつもりだ。メルセデスが「彼らは日本でどのように入っていったらよいか分からないところもある。いろいろ違いもあるから、持ってる情報を教えたい」と話せば、アダメスも「彼らが必要としていることは教えて、全力でサポートしたい」。マルティネスも前向きな意志を示している。

初めての地は誰でも不安。国が違えば、文化も違う。モタとラモスにとって、日本になじんできた3人の先輩たちの支えは心強いものとなるはず。リーグ優勝&日本一へ向け、また新たなドミニカンが台頭する活躍を期待したい。

<クリストファー・クリソストモ・メルセデス>(Cristopher Crisostomo

MERCEDES)1994年3月8日、ドミニカ共和国生まれ。24歳。2012年から15年まで米レイズ傘下でプレー。先発と中継ぎでマイナー通算58試合に登板し、6勝10敗。17年1月に巨人と育成契約。188センチ、82キロ。左投左打。背番号「42」。

<サムエル・アダメス>(Samuel

Adames)1994年9月27日、ドミニカ共和国生まれ。23歳。14年から米ロイヤルズ傘下のドミニカ・ルーキーリーグでプレー。16年4月中旬に巨人と育成契約。193センチ、86キロ。右投右打。背番号「92」。

<ホルヘ・マルティネス>(JORGE MARTINEZ)

1993年3月29日、ドミニカ共和国生まれ。25歳。ディビーナ・プロビデンシア高からインディアンス傘下マイナー、アストロズ傘下マイナーを経て17年に巨人と育成契約。188センチ、77キロ。右投両打。背番号「96」。

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