【巨人】ゴジラ襲来 松井秀喜の1年目 平成5年キャンププレーバック

スポーツ報知
平成5年2月2日付の巨人紙面

 大坂なおみが世界のトップに立ち、大相撲では玉鷲が初優勝。と思えば芸能界には「嵐」が吹き荒れる。もう何が起こっても不思議じゃない今日この頃。いよいよプロ野球のキャンプもスタートです。スポーツ報知が誇る各チームの担当記者が今季のイチ推し男を紹介。平成キャンプの名場面とともにお送りします。 

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 松井秀喜の1年目の春季キャンプも伝説だ。1993年2月1日。初日に48スイングで4本のサク越えを見せ、29スイング目に飛び出した“1号”は、バックスクリーン左に飛び込む130メートル弾。

 長嶋監督は「私が描いていた通りに間違いはなかった」とべた褒めした。さらに2日目は57スイングで13発。宮崎市営球場(現ひむかスタジアム)のスコアボード越え2発、場外3発で、右翼後方の高さ約15メートルの防風ネットを越える150メートル弾もあった。本人は「まだ完全じゃない」と言ったが、主力の吉村が「年をごまかしているんじゃない」と話すなど周囲の度肝を抜いた。その後、同球場右翼後方には高さ15メートルのゴジラネットが造られた。

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