【巨人】石川慎吾、2軍4番で“チーム1号” オフの肉体改造でパワーアップ

スポーツ報知
4回無死二、三塁、逆転3ランを放ち笑顔でナインとハイタッチする石川

◆巨人紅白戦 紅組(2軍)5―5白組(1軍)=7回制=(3日・サンマリン宮崎)

 石川慎吾外野手(25)が、紅白戦で“今季チーム1号”を放った。2軍の「4番・左翼」でスタメン出場すると、1点を追う4回無死二、三塁で2番手右腕・高田の内角直球を完璧に捉え、左翼中段へとたたき込んだ。「感触はそんなになかった。最低でもバットに当てる、三振だけは絶対にダメだと思っていた」。最高の結果に、ダイナマイト・シンゴはベースを回りながら大声で叫び、右拳を強く握った。

 日本ハムからの移籍2年目となった昨季は出場わずか17試合と不完全燃焼。秋季キャンプでは原監督から野手のキャプテンに指名され期待されたが今キャンプは2軍スタート。丸も加入し、外野手争いはさらにし烈となった。

 ライバルたちとの激しい戦いに勝つために、今オフはウェートトレなどで肉体改造に励んだ。体重を約4キロ増の83キロとし、体脂肪率を約3%減の11%へ。約5キロ分の筋肉量増加でマッチョマンへと進化。そのパワーを見せつける、“ダイナマッチョ慎吾弾”に、チームも勢いに乗った。

 4回には石川の一発を含む6連打。吉川大も全4打席で出塁をマークするなど1軍相手に立ち向かった。紅白戦前に2軍は午前7時40分からアップを開始し、入念に打撃練習を行うなど、本気で下克上を狙っていた。原監督も「紅白戦であの狂喜乱舞は見たことがない」と納得した表情を浮かべた。

巨人

×