【巨人】ドラ1高橋優貴、5日シート打撃登板 原監督「注目してください」

スポーツ報知
ダッシュを繰り返す高橋

 巨人のドラフト1位・高橋優貴投手(22)=八戸学院大=が5日のシート打撃で登板することが決まった。高橋は「深く考えて良いことはないですから。全部は通用しないと思いますが、1個でも通用する部分を見つけたいです」と意欲を燃やした。

 金の卵のプロ選手との“初対決”。原監督も「この機会は一度しかない。高橋も一つの舞台に上がるという点ではどうぞ、注目してください」と心待ちにする。そして「僕も一番緊張したのは、シートの1打席目だからね。よく印象に残っている」。そう言って新人時代の思い出を語り始めた。

 81年2月14日、現在は2軍キャンプのメイン球場となっているひむか球場。プロ初のシート打撃に臨んだ原は、初球を左翼へホームラン。相手投手が藤城和明だった。

 指揮官が東海大相模高3年だった76年、ドラフト1位での巨人入りを夢見ていた。だが巨人は1位で即戦力投手の指名を決めたため、東海大進学を決意した経緯がある。「その時のドラフト1位が藤城さんだったんだよな。この人だぁ~って。というのはずいぶん前の話ですけど」。不思議な縁で結ばれた初対決。投打の違いはあるが、高橋にもそんなドラマチックなシーンが待っているかもしれない。

 この日、高橋は全体練習後の個人練習時にブルペンで約30球を投げて調整した。「もしダメでも改善すればいいし、良かった所は磨きをかけていければいいと思います」。自分らしく、真っ正面から胸を借りる。(西村 茂展)

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