【巨人】小林誠司、正妻はオレ!今季初実戦形式でアピール2安打

スポーツ報知
シートノックで野手に声を出す炭谷(右)と(左から)阿部、宇佐見、小林(カメラ・杉山 彰一)

 巨人・小林誠司捕手(29)が「打てる捕手」をアピールした。今季初の実戦形式となったシート打撃で3打数2安打。1打席目に今村の初球を左前へ、2打席目も鍬原の初球を中前へはじき返した。3打席目も鋭い当たりの右直。広角に打ち分け「ヒットが出たのはすごくよかった。センターを意識? バットの出し方を意識した」と笑顔で振り返った。

 シート打撃後にはサンマリンスタジアムの室内ブルペンで原監督から個別指導を受けた。小林は「内緒です」と内容を明かさなかったが、原監督は「自分の打撃に自信があると、リード面から変わってくる。やっぱり古田や谷繁という名捕手は相手チームに“意地悪”ができる。そういう捕手は打撃に非常に自信を持っている。1割台ぐらいじゃダメ。遠慮しながらプレーしても、なかなかいいプレーはできない」と話し、期待を込めた指導だったことを明かした。

 正捕手争いは熾烈(しれつ)だ。阿部が右翼フェンス直撃の二塁打を放てば、炭谷、宇佐見も2安打をマーク。この日の15安打中、7本は捕手が放ったものだった。「すごくいい感じがあるので、しっかり打てるように継続して練習でやっていきたい」と小林。ライバルと切磋琢磨(せっさたくま)し、正捕手の座を勝ち取りにいく。(小林 圭太)

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