【巨人】戸根&アダメス、キャンプ限定先発調整 過去にマシソンら経験

スポーツ報知
巨人・戸根

 原巨人の投手陣改革の一環として、戸根千明投手(26)とサムエル・アダメス投手(24)が今キャンプ限定で先発調整することが6日、明らかになった。

 両投手ともこれまで1軍登板は全てリリーフ。今季も首脳陣は救援陣の一角として期待しているが、常に全力投球でいく短いイニングでは力みがちで、制球が定まらない時もある。一方、長いイニングを投げる先発投手は常に全力投球では体力がもたない。戸根とアダメスは開幕までの期間に長いイニングや多めの球数を経験する中で、力の抜き方を覚えることが狙いだ。

 同様の調整法は成功例がある。16年の春季キャンプで、それまで救援一筋だったマシソンが、力まず投げる感覚を養うために先発調整に挑戦。実際にオープン戦で先発し「力を抜いて投げられるようになったよ」と新たな一面を発見。開幕から救援に戻り、自己最多の70登板とフル回転した。

 ブルペンの整備は日本一奪回へ不可欠。戸根とアダメスは現状2軍キャンプだが、現在の1、2軍は関係なく、チーム全体の戦力を見た時に、両投手のレベルアップが必要と首脳陣が判断。期待を込めて先発調整の構想が出てきたもようだ。原巨人が柔軟な発想で改革を進めていく。

巨人

×