【巨人】岡本、ヤングマンから2安打!苦手助っ投克服へ自信「打てて良かった」

スポーツ報知
シート打撃の第1打席、中前安打を放った岡本(カメラ・泉 貫太)

 巨人の岡本和真内野手(22)が春季キャンプ第2クール初日の7日、実戦形式のシート打撃で、ヤングマンから2打席連続安打をマークするなど、4打数3安打と大暴れ。昨季、対日本人投手には打率3割3分3厘の高打率だったが、対外国人投手には打率2割1分6厘と苦戦していた。ヤングマンからのこの日の2安打は、今季外国人投手を攻略しなければいけない上で、大きな自信となったはずだ。

 岡本のスイングに迷いはなかった。この日の初打席。ヤングマンの初球を中前へはじき、「積極的にいくという姿勢は(いつも)変わらない。打てて良かったです」と笑顔で振り返った。

 この日のシート打席はカウント1ストライクから始まる“打者不利”の特別ルールで行われた。2打席目もヤングマンの2球目を中前へ。3打席目は桜井相手に三ゴロに倒れたが、4打席目は大江の3球目を右前にポトリと落とす安打を放ち、“猛打賞”。「センター中心にという意識。今は引っ張っても仕方ない。ボールの内側を見てしっかり打とうと思っていた」と狙い通りの当たりに手応えを感じつつ、「1本サードゴロがあった。僕は引っかける打球が多いので、なくしていきたい」と反省も忘れなかった。

 昨季は全143試合に出場し、打率3割9厘、33本塁打、100打点。史上最年少で「3割30本100打点」を達成した。だが、対外国人投手(23人)に限れば、打率2割1分6厘と大苦戦。阪神・メッセンジャー、中日・ガルシアらの先発だけでなく、広島・フランスアに、4打数4三振1四球、DeNA・パットンに7打数1安打とリリーフ陣も攻略できずにいた。

 昨秋に行われた「2018 日米野球」では、壮行試合から含め16打席目まで安打が出ず。手元で微妙に変化する、外国人特有の「動くボール」に「日本ではなかなかいない投手ばかり。引っ張りにいくとなかなか打てない」と苦しんでいた。だが、この日の練習後は「外国人投手に苦手意識? いや、特にないですね」とキッパリ。ヤングマンからの2安打は大きな自信となり、外国人投手を攻略しなければいけない中で、手応えを感じた。

 午前中の守備練習では、投内連係などで一塁と三塁の両方を経験。同じポジションのビヤヌエバが加入したが「僕はそんなバチバチするタイプじゃないんで」と周囲を笑わせ、「吸収しながらレベルアップしていけたらいい」と前を向いた。

 今季の4番はすでに“内定”しているが、「僕の実力はまだまだ低い。慢心せずに『絶対に勝ち取ってやるぞ』という気持ちです」。苦手な外国人投手を攻略すれば、怖いものなどない。(小林 圭太)

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