【巨人】畠、フリー打撃初登板で北村、加藤に30球「一番の基本」直球に重点

スポーツ報知
連係プレー練習でボールをトスする畠

 巨人の畠世周投手(24)が7日、2軍宮崎キャンプでフリー打撃に登板した。今季初めて打者と対戦。北村、育成の加藤を相手に直球のみ計30球を投じた。

 右足の上げ方、バットの動かし方などが丸佳浩外野手にそっくりの左の加藤を詰まらせると、北村から高めの球で空振りを奪った。最後の一球は北村に左越えの本塁打とされたが、変化球なし、直球しかないという状況の中、投球フォームのバランス、球質を確認しながら腕を振った。

 「まだまだバンバン変化球を投げる時期ではないですし、直球が一番の基本だと思います。きょうは真っすぐがうまく投げられなかったので、しっかり投げていかないといけないです」

 登板後の自己採点は厳しかったが、強く腕を振り、その中で課題を見つけながら消化しようとしている姿は、腰痛で離脱した1年前のキャンプとは対照的だ。

 昨年はシーズン終盤にリリーフとして1軍に昇格。9登板で2勝0敗3ホールド、防御率2・79、抑えの山口俊と「勝利の方程式」を形成した。150キロ台の剛速球、実力は誰もが認めるところ。今キャンプはコンディション面も考慮して2軍スタートだが、首脳陣は先発の一角として大きな期待を寄せている。

 1軍では若手投手陣が開幕ローテ入りへアピールを続けるが、畠も虎視たんたんとその座を狙っている。

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