【巨人】ドラ1高橋優貴、紅白戦で先発ローテつかめ…宮本コーチから“お褒めの言葉”

スポーツ報知
キャッチボールをする高橋(カメラ・生澤 英里香)

 巨人の宮本和知投手総合コーチ(54)が、10日の紅白戦(サンマリン宮崎)に先発するドラフト1位・高橋優貴投手(22)=八戸学院大=に対し「結果」を求めた。5日のシート打撃で陽、阿部、岡本から三振を奪い、上々のスタートを切った左腕の実戦初登板。同コーチは開幕先発ローテーション入りに向け「結果を出すことを意識してほしい。どんな手を使って(先発ローテーションの)『テー』を取るのか楽しみ」と期待した。

 初の実戦マウンドに向け、高橋は気持ちを高めた。この日はキャッチボールなどで最終調整。「いろいろなことが初めてなので緊張はすると思いますが、楽しんで、じゃないですけど、今自分が出せるものを出し切れればいいと思います」と意気込んだ。

 5日に衝撃的な“デビュー”を飾った。初の実戦形式となるシート打撃に登板。陽、阿部、岡本から三振を奪い、中軸打者7人を1安打(1四球)に抑える堂々の投球を披露した。宮本投手総合コーチの口からは「『先発ローテーション』の『先発ロー』まで来た」と称賛の声が飛び出した。

 左腕は「課題はまだある」と自分と向き合う。前回はセットポジションで球威が落ち、坂本勇に中前打を浴びた。スライダー、スクリューのキレは抜群だったが、直球にはバラつきがあった。「変化球主体になった部分がある。真っすぐでどこまでいけるか」と原点の直球に焦点を置く。

 相手の白組には陽、坂本勇、岡本、ゲレーロらが名を連ねる。「場面にもよるけど、自分の持ち味は真っすぐでもある。真っすぐで勝負できれば」と高橋。「彼の持ち味は三振を取ること。結果を出すことを意識してほしい。どんな手を使って(先発ローテーションの)『テー』を取るのか楽しみだねえ。ライバルもいるから争いになるけど、(紅白戦で結果を出せば)あとは沖縄で『ション』をつかめばいいからね」と宮本コーチの期待も高まるばかりだ。

 先発ローテーション入りを狙う左腕には高橋の他に、今村、田口、メルセデスら実績ある投手たちがいるが、負けるつもりはない。「野球選手として結果を求めることは当然だと思う。結果を求めた中でどれだけやれるか」と高橋。キャンプ前半の“仕上げ”となるか。今、自分の持っている力を出し切る。(玉寄 穂波)

巨人

×