巨人のV奪還濃厚?丸の加入で得点力40点ほど増加、4勝程度改善か…データでセ・パ順位予想

スポーツ報知
丸の加入でどれくらいチーム成績が変わる?

 南国からキャンプ便りが届く中、真冬の東京で「おっさんの、おっさんによる、おっさんのためのプロ野球講座」と銘打った熱いイベントが、このほど都内で行われた。テーマは「もし野球好きのおっさんがデータ分析を学んだら」。自称!?「おっさん」の野球好き男女約90人が専門家の順位予想理論などに耳を傾けた。

 会場がどよめいたのは、巨人のV奪還予測だった。この日登壇した野球データ分析会社「DELTA」の岡田友輔代表と同社でコーディネーターを務める元楽天・川井貴志氏が、キャンプ序盤での暫定ながらセ1位予測に巨人を挙げた。

 岡田氏によると、FA移籍した丸佳浩外野手は今季104点を生み出すと予測。昨季までの選手起用に比べると「35~40得点の増加が見込まれ、3~4勝分に相当する」という。また元プロ野球選手でデータにも精通している川井氏も同様に巨人の戦力の充実ぶりを要因に挙げた。パ・リーグ1位は両者ともソフトバンクを推し、最下位はセ・中日、パ・オリックス(岡田氏)、セ・中日、パ・ロッテ(川井氏)だった。

 なぜ得点や勝利増加数が予想できるのか? 方法をかみ砕くと、次の通りだ。

 データ好き界隈では「ピタゴラス勝率」という指標が知られている。得点と失点は、勝率に相関関係があるというもの。そこで選手の過去数年に渡る成績から得点、失点を予測する。すると、想定される「ピタゴラス勝率」から順位を割り出される仕組みだ。

 選手のケガなどは想定されておらず、新人選手の活躍についてもおり組みにくいだけに、シーズン終了後にどんな結果となるかは注目だ。

 このイベントを行ったのは、日経新聞社とパ・リーグマーケティング。3月にも第2回のイベントを開催予定で、その際に両者の正式な1~6位の順位予想が発表される。

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