【巨人】菅野、ブルペンでの圧巻63球に観衆から拍手

スポーツ報知
ブルペンで投球練習する菅野(カメラ・相川 和寛)

 巨人の菅野智之投手(29)が15日、沖縄・那覇キャンプでブルペンに入った。

 途中から球団スタッフに左右の打席に交互に立ってもらい、打者を想定しながら投球。全63球のうち34球が力強い速球で、13球投じたスライダーもキレ味抜群の鋭い曲がりをみせた。

 ラスト1球は右打者の外角ストレートを予告。その通り、ギリギリいっぱいのコースに強烈な球をズバッと決めると、観客席のファンが一斉に大きな拍手。帽子をとって手を挙げて応えたエースに対し「さすが18番!」などと温かい歓声が送られた。

 宮崎キャンプから精力的にブルペン入りし、目標の20勝、3年連続沢村賞へ力感のない投球フォームを追求。高いレベルで課題を見つけて消化してきた。この日は対右打者として、ワンシームや内角ボールゾーンからストライクゾーンにグイッと曲がるスライダー(インスラ)も披露。オフに掲げた、高めの球で勝負するという点でも順調に進んでいる。

 17日にはフリー打撃に登板する予定。「気温も上がって暖かくなってきて、ピッチングの強度的にも上がってきました。やりすぎ注意です。今日も一瞬、投げ込もうと思いましたけど、あさってがあるので」と、最も大切にするコンディショニングの面でも自己管理をしっかりして、充実のキャンプを送っている。

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