【巨人】1軍初アーチに燃える和田

スポーツ報知
16日、サムスンとの練習試合に勝利し、マウンド上に集まる(中央左から)和田恋、小林誠司、鍬原拓也ら巨人ナイン

 巨人の和田恋外野手(23)が、“1軍初アーチ”を狙うべく春季キャンプで猛アピールを続けている。「去年はヒットを打つことができたので、(今年は)本塁打を打って1軍の日本一に少しでも貢献できるようにしたい」。昨季は、5試合に出場し、6月23日ヤクルト戦(東京D)で1軍初安打をマーク。2軍では本塁打王(18本)、打点王(87打点)の2冠に輝く功績を残したが、「シーズン後半、失速してしまった。1年間、状態をキープするのは難しいと感じました」と慢心していない。

 春季キャンプは1軍スタート。宮崎で行われた10日の紅白戦では、右中間二塁打を含む5打数2安打。11日の紅白戦では田口から右前適時打を放つなど、4打数1安打。結果を残し、沖縄・那覇キャンプ行きを決めたが、「打つことでもっとアピールしたい」と開幕1軍へ向け、まだまだ上を目指していく。

 10日の紅白戦後には、原監督が、和田らの名を挙げて「秋からやってきた人たちもレベルアップしてるかなと、今日に関しては言える」と高評価した。

 「今季は長打力に磨きをかけるのもそうですけど、アピールしないと試合には出れないので、1日1日しっかりアピールしていきたい」と和田。若手選手の台頭がチームの底上げにつながる―。そんなことを自覚しながら、今日もバットを振る。

 ◆和田 恋(わだ・れん)1995年9月26日、高知・土佐町生まれ。23歳。高知高で高校通算55本塁打を放ち、2013年ドラフト2位で巨人入団。180センチ、88キロ。右投右打。年俸800万円。

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