【巨人】今村信貴&鍬原拓也、好投で2軍降格回避
スポーツ報知
◆練習試合 巨人11―1サムスン(16日・那覇)
巨人の今村信貴投手(24)と鍬原拓也投手(22)が、サムスン戦で好投し1軍残留をつなぎとめた。2番手で登板した今村は、10日の紅白戦(サンマリン宮崎)で3回6失点と苦戦。だが、この日は3回2安打無失点と抑え、2軍降格の危機を乗り越えた。
試合後、原監督は左腕について「一応チームの投手キャプテン。宮崎行きのチケットを渡すわけにはいかないしね! そういう点では良かった」とニヤリ。これまで110キロ台後半だったスライダーの球速10キロアップを狙い、より角度がつくように特訓中で、この日は三振、ゴロで打ち取れた。左腕は「ローテ枠は少ない。なんとか入れるように結果を出してアピールしないと」と気を引き締めた。
また、守護神候補として期待されている鍬原は、1イニングを3者凡退でピシャリ。実は指揮官は宮本投手総合コーチへ「鍬原は145キロ以上出なかったら宮崎へ帰す」と伝達。だが、初球から147キロを計時し宮崎行きを逃れた。宮本コーチは「鍬原は期待された分、ハードルは高いと思うけど、抑え候補の1人だと確信できた」とたたえた。
今キャンプでは高田が2軍降格し、坂本工が1軍に昇格。開幕へ向けたサバイバルはまだまだ続く。