【巨人】菅野、初フリー圧巻40球 球種予告しても見逃しストライク

スポーツ報知
和田に対して打撃投手を務めた菅野(手前、18)。後方では(左から)原監督、石井球団社長、坂本勇(同5人目)らが圧巻の投球を見守った(カメラ・相川 和寛)

 巨人の菅野智之投手(29)が17日、今年初めてフリー打撃に登板。若手2人に球界最高の球を見せつけた。和田、大城に圧巻の40球。球種を予告しながら見逃しストライクという場面もあった。「ブルペンで投げているようなフォームで投げられたので良かったと思います」と振り返った。

 さらなる進化を目指し、力感のないフォームを追求。力が全く入っていないように見えてキレのある速球がいけば、打者は差し込まれて攻略がより困難になる。「ストレートは自主トレからずっといい」と手応えをつかんでいて、スライダーの曲がりも鋭い。

 昨年は、那覇キャンプ初のフリー打撃登板で岡本、吉川尚と対戦。2人は大きく成長した。この日、圧倒した和田と大城も飛躍が期待される。「彼らもいい経験にしてくれたらうれしいですし、僕もある程度は力を入れて投げたので、いい時間だったと思います」

 23日のオープン戦開幕戦・楽天戦(那覇)で、1歳年下の則本昂と同日登板する予定。「彼のことを尊敬していますし、彼も僕のことを尊敬してくれていると思います。盛り上がるような勝負ができれば」。すごみが増し、順調に階段を上っている。(片岡 優帆)

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