【巨人】高田、復活に手応え

スポーツ報知
1軍復帰に向けて汗を流す高田

 巨人の高田萌生投手(20)が、自分の投球スタイルを取り戻しつつある。

 3日に行われた1軍対2軍の紅白戦では、2回7安打5失点と崩れ沖縄行きをつかめず2軍降格。だが、「こっち(2軍)に来てからは、しっかり腕を振るっていう自分のスタイルをもう一度やろうと。ダイナミックな感じで。セットポジションも感じは良くなってると思います」と力強く言った。19日のシート打撃では打者9人に対し、許した安打性は2本。後半の5人には課題であるセットポジションから投じ、無安打に抑え2奪三振と結果を残した。

 ブルペン入りした際は小谷巡回コーチから細かく指導を受けている。「腕と下半身の動きをしっかり連動させるようにと教わりました。足を上げてから投げ終えるまで、体重移動の際に体がバラバラにならないように」。すると、1軍にいた時には制球が定まらなかったフォークが決まるようになり、直球のスピン量が上がったと実感。「質の高い直球」をテーマに取り組む右腕が手応えを感じている。

 「ピッチングはバランス、リズム、タイミング。そこを意識してやっていきたいです」と高田。取り返すチャンスは十分すぎるほど残っている。悔しさを胸に、1軍返り咲きを狙う。

 ◆高田 萌生(たかた・ほうせい)1998年7月4日、岡山県生まれ。20歳。小3からソフトボールを始め、高知・明徳義塾中では軟式野球で3年春に四国大会4強。創志学園高では16年に春夏連続甲子園出場。高校時代、フォームが似ていることから「松坂2世」と呼ばれた。178センチ、80キロ。右投右打。

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