【巨人】桜井「菅野流」4戦連続0封「際どい所に投げることができている」

スポーツ報知
好投を見せた3番手の桜井

◆練習試合 KIA5―7巨人(20日・那覇)

 巨人の桜井俊貴投手(25)がKIA戦で存在感を見せつけた。

 1点リードの6回1死。ヤングマンに代わりマウンドに上がった。いきなり味方の失策で走者を許すが、後続の打者2人を打ち取り無失点と好投。セットポジションからの制球が安定し、直球の球威、変化球のキレは抜群だった。3日の紅白戦(サンマリン宮崎)から4戦無失点と好調を維持し「球のばらつきがなく、際どい所に投げることができている」とうなずいた。

 日々の特訓の成果が出てきている。水野投手コーチから「菅野のように、足をゆっくり上げてスッと投げる。打者に対していつボールが来るか分からない投球リズムを目指そう」と指導された。静かに足を上げ、無駄な体の動きをなくし、力感をなくすことを心がけている。キャッチボールでも常に意識。「走者が出てからの投球がよかった。フォームの安定感がでてきた」と手応えを感じている。

 今季は鍬原、大江らとともにブルペンを支える若手右腕として期待が高い。原監督は「存在感が出てきた。いい結果が出ても次にフラットな状態でマウンドに立てるかが大事。彼の技術は追い風になっている気がする」と称賛の声を贈った。「結果を求めていきたい」と背番号35は、気を引き締めた。(玉寄 穂波)

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