【巨人】坂本勇人と丸佳浩、オープン戦開幕から全開モード!23日に楽天戦

スポーツ報知
巨人・丸

 巨人の坂本勇人内野手(30)と丸佳浩外野手(29)が22日、オープン戦開幕となる23日の楽天戦(那覇)から全開モードで臨む決意を明かした。昨季は各チームのエース級に苦戦したが、オープン戦でいきなり球界屈指の右腕・則本昂と対戦。3月29日の広島との開幕戦(マツダ)では昨季最多勝の大瀬良と激突することが濃厚で、初戦は“マル・サカ”コンビを中心にしたエース攻略の予行演習となる。新重量打線が“則本撃ち”で真価を見せる。

 開幕するオープン戦を前に、丸は表情を引き締めたまま思いを口にした。ここまで対外試合では3試合とも2番に座り、通算8打数4安打3打点と実力通りの結果を残している。いよいよ戦いも本格化してくるが、「早い段階からいい内容のものを出していくことができるように」と初戦から全開モードで臨む決意を示した。

 “開幕戦”では球界屈指の右腕・則本といきなり対戦する。チームは昨季、ヤクルト・小川、DeNA・東、中日・ガルシアらエース級との対戦に苦戦。さらにシーズン開幕戦となる3月29日の広島戦で対戦することが濃厚な大瀬良にも、CSを含めると1勝3敗と苦しめられた。オープン戦ではあるが、シーズンでエース級を攻略するために、予行演習から結果を求めていきたいところだ。

 丸は広島に在籍していた昨季、則本とは6月9日に本拠地・マツダで対戦し3打数1安打。対戦を前に「今、自分が一線級の投手に対して、真っすぐ、変化球にどういう反応ができるのか確かめることができる。1打席に1球あるかないかの投げミスを仕留められるように準備をしたい」とうなずいた。

 セ・リーグMVPに輝いた17、18年のオープン戦で3割5分4厘、3割5分3厘と高打率をマーク。「ここ最近は(オープン戦から)ある程度いい内容のものが出ているんじゃないですか。それがシーズンに入って、結果的に見れば比例していますし」。好調を維持したまま開幕に臨むことが、シーズンの好結果につながっている。

 エース級の攻略とともに、チームはオープン戦から「勝ちグセ」をつける。今季初の対外試合となった16日サムスン戦(那覇)の円陣では、輪の中心に立った坂本が「勝ちにこだわって、勝ち癖をつけていきましょう」とコーチ、選手の前で声を張り上げた。

 “開幕”を前に、勇人は「チーム全体を見ながら、いろいろと話し合いながら選手同士でやっていきたい」、丸は「みんなのいい内容のものが積み重なって勝ちにつながる」と話した。“マル・サカ”コンビが先頭に立ち、初戦から目の前の白星にこだわっていく。

(後藤 亮太)

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