【巨人】炭谷、OP戦開幕戦で菅野、野上、今村とバッテリー「把握しないと」

スポーツ報知
巨人・菅野(左)と炭谷

 西武から巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)が23日、オープン戦開幕戦の楽天戦(那覇)に「9番・捕手」で先発出場した。

 巨人の先発投手は菅野。15年侍ジャパン日本代表の国際試合以来、4年ぶりに実戦でバッテリーを組んだ。試合前からさまざまなことを話し合って臨んだといい「思うようにやってみて、いろいろ話せましたし、良かったなと」と振り返った。

 2回2失点だった菅野は「(試合前の)ブルペンからすごく球は散っていました。捕手の構えたところにいっていなかったので、炭谷さんには『今日ちょっと荒れると思うんですけど、すみません』と事前に言っていた」といい、「自分が思った通りというか、投げたいボールを出してくれましたし、逆にああこういう時にこういうボール要求することあるんだなと。自分自身も勉強になったこともある」と振り返った。

 炭谷は3回からは、西武時代に同僚だった野上とバッテリーを組んで2回1失点。5回は3番手の今村をリードし、6回の守備から小林と交代してベンチに退いた。今村は「カーブを多く使ってくれて投球の幅が広がりました」と炭谷のリードに感謝した。

 キャンプ中、ブルペンにメモ帳を持ち込んで投手の特徴など、気づいたことをメモして頭にたたき込んでいる炭谷。この日も、「僕がマスクをかぶる以外の時でも、抑えた部分、打たれた部分を把握しておかないと」と実戦の中での情報収集に余念がなかった。

 この日は途中出場した小林が矢のような送球で楽天の俊足・田中の二盗を阻止した。阿部、大城らとの激しい正捕手争いが続く。

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