【巨人】田口、3回1失点も原監督“喝”「追い込んでから課題がある」

スポーツ報知
3回に失点し、悔しそうな表情の田口

◆オープン戦 巨人3―2日本ハム(24日・那覇)

 田口は悔しそうに言葉を絞り出した。今季オープン戦初登板は、3回5安打1失点。持ち前の粘り強さでまとめはしたが、高めに浮いた球をことごとく打ち返された。「もっともっと、変わっていかないといけない。自分の投球スタイルが出せていないし、それを出すのがあまりに遅いと降格してしまう」。17日のDeNAとの練習試合(那覇)は4回4安打3失点。名誉挽回するはずが、再び苦しい投球となった。

 16年に10勝、17年に13勝と、田口の底力を知っている原監督は「精度、制球が彼の大きな特長。追い込んでから、あるいはカウントの整え方に課題がある」と指摘し、「あれが例えば『90点くらいの投球ができました』というんじゃ、話にならない」と厳しい言葉を投げかけた。本人も「20点くらいです」と自己採点。「(良かった点は)ヒット5本で1点と、四球がなかったことくらい」とうなだれた。

 浮上のきっかけをつかもうと必死だ。前日23日には、ブルペンで岩隈の助言を受けながら体重移動の修正などに取り組んでいた。「いろんなことを周囲の人に聞いて、勝ち残るために何が必要か。理解するだけじゃなく、実践していかないといけない」。かけられている期待の大きさも、それに応えられないふがいなさも、本人が一番よく分かっている。(尾形 圭亮)

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