【巨人】戸根2回0封!左打者内角に徹底ツーシーム攻め「スタイル変えた」

スポーツ報知
8回から登板した戸根千明

 巨人の戸根千明投手(26)が26日、中日との練習試合(那覇)に8回から登板。2イニングを投げて無安打無失点と好投した。

 8回、先頭は左の高橋周平。左腕の戸根は、内角に食い込む141キロツーシームで窮屈そうなスイングをさせてファウルを打たせて追い込むと、最後は変化球でタイミングを外して二ゴロに抑えた。

 6―6同点の9回は左の京田を内角ツーシームで詰まらせて二ゴロ。続く左の遠藤も同じようにツーシームでえぐって遊ゴロ。平田が味方のエラーで出塁した後、2死一塁から左の渡辺は外角直球で見逃し三振に抑えて試合を締めた。

 この日は最速146キロ。28球投げて19球がストライク、ボール球9球とほぼ狙った通りに制球した。この日の対左打者の投球を振り返り、「(内角球は)ほとんどツーシームです。今年はスタイルを変えました。左打者にはインコース、インコースと植えつけるために必死に投げています。結果を出していかなきゃいけない立場なので、しっかり抑えられるようにしていきたい。まずは左打者をしっかり抑えられるように」と闘志をみなぎらせた。

 昨年はプロ入り後初めて1軍登板なし。オフは股関節の柔軟性アップに取り組み、下半身の安定感がアップした。力みが以前より減り、制球の正確性も向上。左のリリーフ枠争いの中で、着実に階段を上っている。

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