【巨人】岩隈、阿部相手に45球「いい緊張感の中で投げられました」

スポーツ報知
捕手を務めた阿部(左)と握手を交わす

 巨人・岩隈久志投手(37)が開幕1軍を外れることが確実となった。右腕は27日、那覇キャンプで移籍後初めてマウンドからホームまで正規の距離で45球の投球練習。視察した原辰徳監督(60)は本人と話し合った上で「開幕までで考えるならば、まだ彼には少し時間が必要かな」と説明し、17年9月に手術した右肩の状態を考慮して万全を期すために5月の1軍合流を期待する考えを明かした。28日のキャンプ打ち上げ後は、2軍で調整を続けることも決まった。

 これまでブルペン捕手相手に投げ込んできた岩隈だったが、この日は阿部に対してスライダーやカーブなど変化球を交えて45球。「阿部さんに受けてもらって、原監督も来て、いい緊張感の中で投げられました」と振り返る一方、「まだ上と下(上下半身)が合っていない。ボールの伸びもほしい。投げていきながら状態を上げていければ」と課題を明かした。

 受けた阿部は「(09年の)WBC以来かな? お互い、トシを取ったな、と」と笑いながらも、「ちゃんと自分のペースで、周りがビュンビュン投げている中、ちゃんとペースを守っていた」とうなずき、宮本投手総合コーチも「若手に助言したり、率先してやってくれた。それだけでも意義のあるキャンプだった」と評価した。

巨人

×