【巨人】丸「100点」キャンプ 17年脇腹、18年右肩違和感で離脱
スポーツ報知

巨人の丸佳浩外野手(29)が、FA移籍1年目の春季キャンプに100点満点をつけた。広島時代の17年は右脇腹違和感、18年は右肩違和感とキャンプ中にアクシデントに見舞われたが、今年はけがなく完走。「本当にいいキャンプを送れたと思う。去年、一昨年は離脱があったので、その点を考えると今年のキャンプは100点」と充実感を漂わせた。
2年連続セ・リーグMVPの実力者が、チームに好影響を与えている。フリー打撃からフルスイングを貫く姿や、連日のように特打でバットを振り込む姿勢に誰もが一目置き、原監督も「生きた教材、お手本になっている」と感嘆。さらに多くの選手と積極的に交流し、若手からの質問に対して助言を授ける場面も多く見られた。「比較的早い段階でなじめたかなと自分では思っている。まだ時間があるので、コミュニケーションをもっと取っていけたらいい」とうなずいた。
最終日のフリー打撃では右翼防球ネットの最上部に直撃する豪快な一撃を放つなど状態は良好だ。3月からはいよいよオープン戦も本格化するが「いい内容も結果も出したいが、自分がどういう状態なのか確認しながらやっていきたい。いい準備をして(シーズンに)臨めたら」。4年連続V逸中の巨人に、丸が新たな風を吹き込んでいる。(後藤 亮太)