【巨人】丸佳浩「夢」の東京ドーム“本拠地デビュー”へ

スポーツ報知
東京ドームデビューする巨人・丸

 巨人の丸佳浩外野手(29)が、2日のヤクルト戦(東京D)で“本拠地デビュー”を飾る。幼少期から東京Dへ観戦に訪れるほどのG党だったが、いよいよ巨人のユニホームを身にまとい、初見参する。「オープン戦とはいえ、期待に応えられるように、いいものを見せられるように」と約束。巨人にとって今季初となる東京Dでの試合で、背番号8が躍動する姿を見せる。

 本拠地での“デビュー”を前に、ファンにどんなプレーを見せたいか―。その問いに丸は、素直な思いを明かした。春季キャンプを終え、2日のヤクルト戦では初めて巨人の一員として東京Dでの戦いに臨む。まだ29日のシーズン開幕までの調整段階ではあるが、強い覚悟を口にした。

 「当然、期待に応えられるようにと思いますし、僕もいい結果を出すために、しっかりと準備してきた。それを生かせるように。オープン戦とはいえ、いいものを見せられるように」

 広島からFA移籍を決断し、その後行われた入団会見では「子供の頃からプロ野球といえば東京ドームだった。小さいときからの憧れというか、夢も(入団の)決め手になりました」と打ち明けた。

 言葉通り、初めてプロ野球を観戦したのは小3時の98年8月4日の巨人・広島戦(東京D)。高橋由伸が大野豊から本塁打を放った一戦だった。その後、何度も巨人の応援に訪れ、ソフトボールをしていたときはポジションが捕手で右投左打、さらに主将で背番号が10だったこともあり、同じ背番号の阿部のリストバンドを買った思い出もある。

 さらにプロ初打席も東京Dだ。高卒3年目だった10年9月12日の巨人戦だったこともあり、縁が深い。それだけに「初めてなので、楽しみとかではないですけれど、モチベーションは上がるかな」と心待ちにした。

 広島の3連覇に貢献した、2年連続セ・リーグMVPの実績通り、春季キャンプ中の実戦では8試合で計24打数9安打の打率3割7分5厘。対外試合では2番に座り、3番・坂本勇、4番・岡本と超攻撃的打線を形成している。

 休養日のこの日は荷物整理のためG球場を訪問した。ヤクルト戦を前に、既に中島、炭谷ら他の新戦力とともに丸の応援歌も完成した。「早い段階から、いい内容のものを出していくことが出来るように」と背番号8。巨人の一員として、丸がまた新たな一歩を踏み出す。(後藤 亮太)

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