【巨人】丸佳浩、古巣との初対戦を心待ち「未知の体験になる」

スポーツ報知
巨人に移籍後、初めて広島と対戦する丸

 巨人は4日、広島との2連戦(5、6日・マツダ)に向けて、敵地へ移動した。FAで広島から巨人へ移籍した丸佳浩外野手(29)は古巣との初対戦を「未知の体験になる」と心待ちにした。原辰徳監督(60)は「しっかりと観察する」と話し、29日の開幕と同じ舞台での一戦で、今年のカープの戦力把握に努めていく。

 昨季まで慣れ親しんだマツダでの古巣との初対戦を翌日に控えても、丸は冷静そのものだった。

 「本当に、三塁側から試合をするのは僕の記憶上ないので、そういった意味でもイメージがずっと湧かないままだった。どんなものか、ようやく(イメージが)湧くんじゃないですかね。こんな感じなんだな、と」

 巨人にとっては昨季2勝9敗1分けと大きく負け越し、CS最終ステージでも3連敗した鬼門の地だ。丸は、そんな一方的な対戦成績にした張本人だ。

 「去年までジャイアンツにいたわけではないですし、僕はそういうのは分からない。そこらへんは逆にいい意味で割り切っていけるというか、深く、難しく考えずに入っていけるかな。僕は環境が変わっても、プレースタイルは変わらない」

 丸は昨季、打率3割6厘、39本塁打。2年連続リーグMVPをつかんだ。そんな自身のことを広島の緒方監督や選手たちはよく知っている。得意なコースや特徴は“丸裸”同然だろう。本人も徹底マークは覚悟の上。それも含めて学ぶ考えだ。

 「今年に入ってカープの選手とも会ってないですし、想像が湧かない。未知の体験になる。開幕戦に向けてイメージを固めていけたら」

 5、6日の先発は、床田、野村が予想されている。

 「(野村)祐輔は紅白戦で対戦が何度か。床田はないかな? 実際にやってみて自分が思っていたイメージ通りなのか、違うのか。実際に立ってみないと分からない。打席に立って、どういう見え方、感じ方をするのかイメージしておきたい」

 昨季は「タナキクマル」の一角として主に「3番」を打ったが、今年はここまでオープン戦で「2番」として全4試合に出場し、打率3割6分4厘。4割6分2厘と高い出塁率で、3番・坂本勇、4番・岡本につないでいる。

 「他の球場同様、うまく入っていけるような準備をしていきたい」

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