【巨人】ゲレーロ、ミート重視で3の3 原監督「つなぎもできるというのは大きい」

スポーツ報知
6回無死一塁、猛打賞となる右越え二塁打を放って滑り込むゲレーロ(遊撃手は小園)

◆オープン戦 広島4―1巨人(5日・マツダスタジアム)

 ゲレーロが3打数3安打と爆発した。4点を追う6回無死一塁、この日3本目となる安打は右翼フェンス直撃の二塁打。直後に代走を送られると、笑顔でベンチの仲間とハイタッチを交わした。「逆らわずに早いカウントから打てたよ。うまくボールを叩くことができたね」とうなずいた。

 2、4回はともに1死から中前打。全3打席で安打を放つ活躍に「センターから逆方向に打とうと思っていた。ベリーグッド」とイメージ通りの打撃を自画自賛した。

 2月26日の中日との練習試合(那覇)では“今季1号”となる3ランをマークし、自慢のパワーを見せつけた。だが、この日は打って変わって「大きいのは狙わずに、コンパクトにというテーマで試合に入った」と、豪快なフルスイングは封印していたことを明かした。移籍1年目の昨季は82試合で打率2割4分4厘。今年は確実性を上げるため、状況に応じてミート重視のバッティングを心掛けている。

 春季キャンプで何度も直接指導をした原監督も「ああいうところで、つなぎもできるというのは大きい」と助っ人の成長に目を細めた。し烈な外国人枠争いを勝ち取るべく、“つなぎのゲレーロ”で勝ち抜く。(河原崎 功治)

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