【巨人】坂本勇「めっちゃ打ちたい」オープン戦レギュラー陣最低打率に“3倍打ち込み”

スポーツ報知
室内練習場で特打を行った坂本勇

 巨人の坂本勇人内野手(30)が7日、8日からのオープン戦、オリックス2連戦(京セラD)、阪神戦(甲子園)に向けて“3倍打ち込み”を行った。甲子園の室内練習場で全体練習に参加した主将は、他の選手が2人一組で約10分間のフリー打撃を行う中、丸とともに30分間、交互に振り込んだ。4日からチームは11泊12日の長期遠征中ということもあり「打てる時に打ちたいからね」と汗をぬぐった。

 現在、オープン戦は5試合に出場し、15打数2安打でレギュラー陣では最低の打率1割3分3厘。「めっちゃ打ちたい、打ちたいと思ってやってる」と素直な心境も打ち明けたが、「タイミングだったり、頭、上体も突っ込んでるし、(軸足の)右(足)のタメもできない」と課題も自覚している。

 ただ、この時期の勇人の低迷は、もはや“吉兆”ですらある。近年のオープン戦はWBCに出場した17年に打率3割3分3厘をマークした以外は、14年1割8分9厘、15年1割8分6厘、16年2割3分5厘、18年1割9分2厘…。今年同様に苦しんだ。

 それでもシーズンでは14年2割7分9厘、15年2割6分9厘、16年は首位打者に輝く3割4分4厘、18年はキャリアハイの3割4分5厘。勇人も「オープン戦で打った年にシーズンでいい成績かといったらそうでもないですよね? だから吉兆なんじゃないですか」と前を向く。言葉通り、まだまだ調整期間。開幕とともに背番号6は安打を量産していく。(後藤 亮太)

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