【巨人】菅野、6失点反省「原因は分かっているので修正できます」

スポーツ報知
4回2死一、二塁、西浦に3ランを浴びマウンドでうなだれる菅野(手前は福田=カメラ・泉 貫太)

◆オープン戦 オリックス7―1巨人(8日・京セラドーム大阪)

 巨人が“新オーダー”を試した。オリックス戦(京セラD)で今年初めて1番に座った坂本勇が、初回先頭で左翼席へオープン戦1号ソロ。シーズンでは通算17本マークしているが、オープン戦では10年3月20日の横浜戦(東京D)以来、自身9年ぶり2本目の先頭打者本塁打だ。開幕に向け「2番・丸&3番・坂本勇」と「1番・坂本勇&3番・丸」を念頭に置く原監督にとってうれしい悩みとなった。先発・菅野は4回を投げ、まさかの9安打6失点。セットポジションでの投球に苦しみ、反省の弁が口を突いて出た。

 登板後、菅野は反省の言葉を繰り返した。4回83球で9安打6失点。オープン戦で調整段階とはいえ、エースは表情を引き締めた。

 「変化球がうまく投げきれなかった。決してプラスにとらえちゃいけないと思います。オープン戦とはいえ自分がここまで打たれるのはチームにとって良くないことですし、反省しかない。チームの士気も下がってしまう。次は結果で示せるようにやっていきます」

 2日のヤクルト戦(東京D)は3回打者9人を完全投球。一度もセットポジションがなかった。この日は3回1死から4連打で3失点。4安打目、1死一、三塁からはマレーロに初球の内角146キロワンシームを左中間へ2点適時二塁打とされた。

 「(マレーロは)やっぱりツーシーム系の伸びない球は、とらえてくるんだなと分かりました。その次の打席で初球のインコース真っすぐで空振りを取って外に広げていって(外角スライダーで)三振という形で取れた。試合の中で反省は生かしてできましたが、反省すべき点が多いです」

 4回2死一、二塁からは西浦に高めの直球を右翼席へ3ラン。昨年まで対戦経験がなく「かかと体重で強引に引っ張ってくるバッターに投げちゃいけないボールでした」と反省した。

 炭谷とは今年2度目のバッテリー。試合前から細かく情報交換して臨んだが、「僕が投げきれていない。リードとかそういう以前のピッチャーの問題」とし、「原因は分かっているので修正できます」。29日の広島戦(マツダ)で開幕投手を務めるエース。反省を糧にする。(片岡 優帆)

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