【巨人】大城、初スタメンで猛打賞 原監督の直接指導で開花「自分の間合いで打てている」

スポーツ報知
6回2死、大城が右前安打を放つ

◆オープン戦 オリックス3―10巨人(9日・京セラドーム大阪)

 ど真ん中に投げ込まれた失投を、大城が逃すはずがなかった。初回、北村の適時打で1点を先取し、なおも2死二塁。ディクソンの143キロ直球を鋭いスイングで振り抜き、逆方向の左前に運んだ。オープン戦7試合目で初スタメンに応える適時打に「チャンスで打つことができてよかった。練習どおりのスイングができました」。自画自賛する一打が、ヒットパレードの幕開けとなった。

 4回2死では左腕・山崎福から中前安打、6回2死では右前安打で全方向に打ち分け、今季初の“猛打賞”。那覇キャンプ中に原監督からバットを体の内側から出す意識などについて直接指導を受けた。「指導してもらってからいい感じでできている。自分の間合いで打てているので継続したい」と手応えを口にした。

 東海大相模高―東海大と直系の後輩でもある大城の活躍に、原監督も「成長の跡というのは非常に出ていると思いますね。バットも内側から出るようになって、ヘッドが残るようになってね。練習通りのバッティングができたんじゃないでしょうかね」とうなずいた。

 守備でも先発メルセデスとコンビを組み、2回以外は毎回走者を許したが、最少失点で切り抜けた。4年ぶりに捕手復帰した阿部、炭谷、小林らとの正捕手争いは激しさを増すばかり。それでも「継続して結果を出せるようにやりたい」と、2年目の26歳はアピールを続ける。(後藤 亮太)

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