【巨人】高田、1軍返り咲きへ教育リーグで0封「自信を取り戻せてきた」

スポーツ報知
6回から3番手で登板し無失点と好投した高田

◆イースタン春季教育リーグ 巨人11―0西武(10日・ジャイアンツ球場)

 巨人の高田萌生投手(20)が10日、イースタン春季教育リーグ・西武戦(G球場)に3番手で登板し、4回2安打無失点と復調の兆しを見せた。前回登板の2日・ロッテ戦(同)では4回6安打3失点と苦しんだが、「直球があってこそ自分の投球。前回は直球でファウルや空振りを取れず、簡単に前に飛ばされてしまいましたが、今日は直球でカウントを整えて変化球で勝負と、有利に進めることができました」とうなずいた。

 課題だったセットポジションからの投球に関しても「間の取り方だったり、自分のボールに自信を持ってできているかなと思います」と振り返るように、6、7回と走者を背負いながらも後続を断った。1軍の阪神戦(甲子園)では今村が好投したが、高田の奮投を聞いた宮本投手総合コーチは「投手全体が相乗効果ですよ。1軍選手が良ければ、ファームの選手も『上にへばりつかないと』とピリッとする」とうれしそうだった。

 1軍返り咲きのチャンスが巡ってきそうだ。先発枠を争うライバルである野上とともに、16日のヤクルト戦(神宮)に登板するプランが浮上。宮崎キャンプは1軍スタートながら紅白戦でアピールできず、那覇キャンプのメンバーから漏れたが、「自信を取り戻せてきたと思います」と高田。逆転の可能性はゼロではない。

(尾形 圭亮)

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