【巨人】ドラ1高橋、開幕ローテ入りへ真っ向勝負「攻めたい」13日ソフトバンク戦先発 

スポーツ報知
気合の入った表情で投球練習をする高橋(カメラ・中島 傑)

 巨人のドラフト1位・高橋優貴投手(22)=八戸学院大=が、13日のソフトバンク戦(ヤフオクD)に先発する。開幕ローテーション入りへ正念場となる一戦は、昨季日本一の王者が相手。「テレビで見ていて『すごい』と思っていたチームとやれることはうれしい。自分の出せるものを出して、どこまで通用するか。気持ち的に逃げてしまいそうになるかもしれませんが、踏みとどまって攻めたいです」と真っ向勝負を宣言した。

 故郷へ雄姿を届けたい。高橋は茨城・ひたちなか市出身。中学2年生だった8年前の3月11日、学校の授業中に大地震に襲われた。震度6弱の揺れで、自宅の電気や水道がストップした。「宮城や福島ほどではありませんでしたが、自分たちも被災しました。震災の影響を受けて生活している人はいる。少しでも希望を与えられたら。プロ野球選手として、そういう立場でもあるのかなと」。ささいなことでも復興の力になると知っているから、プロになった自分がやるべきこととして導き出した答えはシンプルだ。

 前回登板となった6日の教育リーグ・西武戦(西武第二)は、5回5安打1失点だった。スタミナ面をアピールした一方、4四死球と制球に苦しみ88球を要した。もちろん、簡単にストライクを取りにいって抑えられる相手ではないが、本人も「なるべく球数を減らすことも大事。勝負がかかっているので、結果も求めて。一球一球、無駄にしないようにしたい」と課題を挙げた。

 16日のヤクルト戦(神宮)では野上と高田、17日のマリナーズ戦(東京D)では今村と田口が、それぞれ同日バトルに挑む。畠は20日の日本ハム戦(甲府)に登板し、先発再転向した沢村も14日の教育リーグ・楽天戦(G球場)でついに始動する。開幕ローテ争いは、いよいよ大詰めを迎える。

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