【巨人】吉川尚、開幕二塁へ汚名返上2点打…初回2失点につながる失策取り返し「打ててよかった」

スポーツ報知
2回2死満塁、右前に同点打を放った吉川尚(投手・東浜、捕手・甲斐=カメラ・池内 雅彦)

◆オープン戦 ソフトバンク3―2巨人(13日・福岡ヤフオクドーム)

 痛烈な打球が右前に弾んだ。2点を追う2回2死満塁。吉川尚が東浜のカットボールを捉え、右前に同点2点打を放った。オープン戦初打点となる一打に「チャンスで回ってきたので、何とか打ちたいという気持ちで打席に入りました。打てて本当によかったです」と振り返った。

 何としても打ちたかった。初回2死の守備では、柳田が放った二塁へのゴロをはじき、失策で出塁を許した。オープン戦初先発のドラフト1位・高橋は直後から3連打で2失点を喫した。それだけに「少しでも取り返したい思いがありました。ああいうミスがないように」。汚名返上の一打となった。

 現状では二塁での開幕スタメンの最有力候補だが、田中俊、山本らに加え、7回裏からはビヤヌエバが初めて二塁守備につくなど最後の最後まで争いは続く。「毎日必死にアピールしていかないといけない」と背番号0。2年連続で開幕の舞台に立つために、攻守で存在感を放っていく。(後藤 亮太)

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