【巨人】原監督、イチローは「守備力走力衰えていない」45歳に「すごさ感じた」

スポーツ報知
試合前、原辰徳監督と談笑するイチロー(右)

 試合前の巨人打撃練習中だった。ケージ裏の原監督のもとへ、三塁側ベンチからイチローがあいさつに訪れた。09年WBCで監督、選手として世界一に輝いた間柄だ。「久しぶりに会ったということ、ユニホームを着てまた再会できたことにお互い敬意を表しながら話をした」。握手、抱擁、談笑して対面を喜んだ。

 巨人の練習後にマリナーズの練習が始まり、開門。イチローが右翼で守備練習中は右翼席に観客が集結し、打撃練習のためベンチに戻ると、右翼席から観客が内野席に一斉に大移動した。巨人ナインもベンチ前に出てプレーを凝視。試合では3打数無安打だったが、原監督は45歳の俊敏な動きを目に焼きつけた。

 「イチローに関しては久しぶりに会ったけど、体形が変わらず、あの年齢の中でも守備力、走力ともに衰えていないというところに彼のすごさを感じました」

 イチローは米国でのオープン戦からこの日まで21打席連続無安打と良い結果が出ていない。原監督は「彼はまだアスリート、現役プレーヤー。まだまだ発展途上という点において大きなエールを送った」と直接、激励の言葉をかけたことも明かした。(片岡 優帆)

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