【巨人】畠世周&高橋優貴、開幕ローテ残り1枠争い

スポーツ報知
ブルペンで力の入った投球を見せた高橋(左)と、20日の日本ハム戦登板に向けて調整を行う畠

 開幕ローテをつかむのは俺だ! 巨人の畠世周投手(24)とドラフト1位・高橋優貴投手(22)が最後の1枠を勝ち取るため、勝負のマウンドに上がる。

 20日の日本ハム戦(甲府)に先発予定の畠は「結果というより投球内容。自分の中で(これまでの登板は)納得いかない」。これまで実戦3試合に先発し、計12回を無失点も、四死球が多かったことを反省した。「(抑えられたのは)偶然でしょう。下で抑えた結果より上でどうかというのが大事になってくる」とオープン戦初登板へ気合をみなぎらせた。

 高橋は春季キャンプから1軍帯同を続け、13日のソフトバンク戦にオープン戦初先発。4回3失点(自責1)と快投とはいかず、21日の西武戦(メットライフ)で雪辱を誓う。

 初回に味方の失策から崩れ失点を喫しているだけに「試合に初回から100%で入っていけるように。同じ失敗をしないようにしたい」と先制点を与えないことをテーマに挙げた。「自分は失うものはない。開幕ローテに残るのは難しいと思いますけど、食らいついてしがみついてやっていきたいです」と決意を固めた。

 現状は菅野、山口、メルセデスが当確。ヤングマンも有力となっている。17日のマリナーズ戦(東京D)では今村が5回1失点の好投を披露。宮本投手総合コーチも「一角に入ってくる選手」と開幕ローテ入りを示唆した。開幕ローテの6枠のうち5つが埋まり、残りは1。最後の枠を勝ち取るべく、全身全霊をぶつける。(河原崎 功治)

巨人

×