【巨人】高橋優貴「課題クリア」6回途中2失点 宮本コーチ“7人ローテ構想”示唆

スポーツ報知
ベンチ前に立ちグラウンドの試合を見つめる高橋(カメラ・橋口 真)

◆オープン戦 西武2―13巨人(21日・メットライフドーム)

 昨季12球団NO1の得点力を誇った強力打線に対して、高橋は真っ向勝負を挑んだ。2回は山川、4回は森にソロを被弾するも、要所を締め6回途中2失点。「前回(13日・ソフトバンク戦)は変化球でカウントを取れずに置きにいった真っすぐを打たれた。前回の課題はクリアできたと思います」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 西武先発の多和田は富士大出身で3歳年上。北東北大学リーグで自身が八戸学院大1年の15年、富士大が勝てば優勝という試合で投げ合った。8回まで1点をリードするも、9回に2点を取られ逆転負け。「負けたくなかった。先にマウンドを降りてたまるかと思いました」と雪辱を果たした。

 5点リードの6回に先頭に四球を出したことは反省。「先頭を出したくない思いが強かった。もっと大胆にじゃないですけど、場面ごとに考えてやれればよかった」と振り返った。原監督は「いい位置で(オープン戦を)ゴールしたんじゃないでしょうか。一歩一歩階段は上ってくれている」と賛辞を贈った。

 20日には開幕ローテを争う畠も6回3失点と好投。首脳陣は、外国人枠の関係でヤングマンを登板後に抹消し、翌週を7人目に託す“7人ローテ構想”を練り始めている。宮本投手総合コーチは「ローテも変則になってくるでしょう」と示唆した。(河原崎 功治)

 ◆高橋一家が観戦

 〇…巨人・高橋の家族がメットライフを訪れた。わが子の試合を見るのは大学4年生の秋季リーグ以来という父・幸司さん(50)は「(息子が)ダッグアウトからマウンドへ向かう姿を見るのは感慨深いです。開幕ローテ争いは難しいと思うけど、今日は悪くなかったんじゃないですかね」と話した。

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