【巨人】原監督、WBCで印象的なイチローのギャップ「厳しさと歓喜の姿」

スポーツ報知
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2ラウンド1組、日本・韓国。日本代表・原辰徳監督

 巨人の原辰徳監督(60)が22日、現役引退を表明したマリナーズ・イチロー外野手(45)についてコメントした。

 09年WBCで日本代表の監督、選手として世界一に輝いた間柄。延長戦となった決勝戦の韓国戦で、イチローが最後に決勝タイムリーを放った場面は、名場面として語り継がれている。

 原監督はまず「現実的にやはり来るんだなと、来てしまったなと、少しビックリしたというのが正直なところですね」と引退の率直な受け止めを述べた後、イチローという野球人の素晴らしさ、偉大さを語った。

 「彼とはWBCで2009年、主力選手としてチームを牽引してくれた。やや苦しんでいる姿も非常に印象に残っています。しかし最後に彼が決めて世界一をとった時、シャンパンファイトという形で私が音頭をとらせてもらった。その時の彼の喜びよう、無邪気に、もうそのギャップというんでしょうか。厳しさと歓喜の姿というのが私の中で非常に印象に残っています」

 先日17、18日には巨人が東京Dでマリナーズとのプレシーズンゲームで2試合を戦い、イチローも出場した。「3000本、4000本とヒットを打った人が最後、東京ドームで数多くのヒットを打ちたいと思ったと思います。しかし一本も出なかった。やはり野球というのは難しいスポーツであると。改めて野球の素晴らしさ、バッティングの難しさを感じました」と原監督は振り返り、「ご苦労さまでした」とねぎらいの言葉をおくった。

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