【巨人】菅野、開幕前ラス投3回3K1失点「ワクワク」
スポーツ報知
◆オープン戦 巨人5―8ロッテ(23日・東京ドーム)
開幕投手を務める菅野は3回1失点で3三振を奪い、オープン戦最後の登板を終えた。
やり残したことはない。菅野はシーズン開幕に向け万全の準備を整えた。オープン戦最終登板は3回3安打1失点。捕手の小林と細かいところまで確認した。
「最善の準備をしたと思っています。小林とも話し合いながらできましたし、いい状態で開幕を迎えられると思います」
全51球。全ての球種をまんべんなく丁寧に投げて確かめた。「スライダーもカットも調整している部分もある。曲がり幅だったり、強弱をつけたり」。初対戦のバルガスには、初球の内角スライダーを右翼看板直撃ソロとされたが、データが全くない中での対戦。後続は抑えた。
昨年は個人タイトルを総なめ。今季は20勝、3年連続沢村賞を目標に掲げ、自主トレから抜群の仕上がりを見せてきた。2月のキャンプ最終日には「早くシーズンが始まってほしいなとワクワクしている気持ちが強い」と話していたが、順調に調整を進めてきて、今もその気持ちは同じだ。
「ワクワク感というのは変わらない。むしろ強くなっていますし、どんなシーズンになるか分からないですけど、前だけを向いて最後まで戦い抜く覚悟です」
原監督は「スタンバイOKということでしょう」と期待を込めた。中5日、29日の広島戦(マツダ)で開幕投手を務めるエースは「チームとしても4年優勝できていませんし、王者の広島とやる。しっかり覚悟をもって」と先陣を切る決意を示した。(片岡 優帆)